うまいけど高嶺の花
2008年 11月 17日
以下exciteから引用です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2008年11月17日 19時43分
毎日新聞
<クロマグロ>漁獲枠、大幅削減へ ICCAT年次会合
大西洋のマグロ類資源を管理する「大西洋まぐろ類保存国際委員会」(ICCAT)の年次会合が17日、モロッコのマラケシュで開幕した。24日までの8日間、資源の枯渇が懸念される東大西洋と地中海のクロマグロについて、漁獲規制の強化などを話し合う。同委の下部組織である科学委員会は、漁獲枠を08年の約2万8500トンから09年以降は1万5000トン以下に減らすよう勧告しており、一定の規制強化が決まる見通し。
クロマグロは「ホンマグロ」とも呼ばれる最高級マグロ。日本国内の供給量は年間約4万4000トンで、マグロ類(カツオを含む)全体の約5%を占める。その6割は東大西洋・地中海産のため、漁獲枠が削減されれば、値上がりや品薄などの影響は避けられない。
クロマグロは、中国や欧州での消費増、幼魚を取って育てる「蓄養」の拡大などで資源の減少が指摘されている。違法操業も横行し、ICCATの科学委は現行漁獲枠の倍以上にあたる6万1000トンが同海域で取られていると推計。絶滅の恐れがある希少生物の国際取引を規制するワシントン条約締約国の間でも、クロマグロ保護の動きが強まっている。
日本は科学委の勧告を支持しているが、蓄養が盛んな地中海沿岸諸国などには規制強化への反対論もあり、今回の会合では、その多くが加盟する欧州連合(EU)の出方が一つの焦点。EUも一定の削減は受け入れる姿勢を示しているが、削減幅をめぐっては紛糾も予想される。【行友弥】
◇ことば 大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)
東大西洋と地中海のマグロ資源を管理する国際機関で、47カ国・地域が加盟。1969年に設立され、マドリードに事務局を置く。マグロ類の資源管理機関は海域ごとに分かれており、ICCATのほか▽中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)▽みなみまぐろ保存委員会(CCSBT)▽インド洋まぐろ類委員会(IOTC)▽全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)の4機関がある。
Excite エキサイト : 経済ニュース