「お互い様」という考え
2009年 01月 07日
たしかに試験会場に犬まで入ることには管理者としては抵抗があるだろう。介助犬が必要な場面ではないし、他の受験者にとってマイナス要因となるからだ。
そうかといって、介助犬の同伴は、様々な場面で推進されているものでもあり、お断りすることもどうなんだろうと思う。
そうかといって、犬アレルギーや犬嫌い、逆に犬好きが過ぎる、といった人もいるわけで、おさまりとしては別室で受験が適当だろう。
募集要項や受験要項にあらかじめ申し出てもらうように明記しておくべきだったのかもしれないし、受験者の方も介助犬だから当然というのではなく、試験場の静粛さや緊張感を考えれば、「お互い様」という考え方に立ち、あらかじめ連絡するとか、そういう配慮も必要だったのではないだろうか。
ただ、障害者の就労は進めなければならないが、この方が公務員として活躍できる場面はかなり限られるだろうし、障害者の就労の難しさをあらためて考えさせられるところだ。
以下exciteから引用です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2009年1月7日 02時30分
毎日新聞
<介助犬>採用試験同伴を拒否した兵庫県が女性に謝罪
介助犬同伴で職員採用試験を受験しようとした車椅子の女性(26)の申し出を兵庫県が拒否した問題で、同県は6日、女性に謝罪するとともに、今後は同伴を受け入れるとの考えを伝えた。介助犬に関する新たなマニュアルを作成し、職員への周知徹底を図る方針も明らかにした。
県の障害福祉局長や人事委員会職員課長らが「日本介助犬使用者の会」会長の木村佳友さん(48)宅(同県宝塚市)を訪れ、木村さんや女性と面談した。木村さんによると、局長らは「このような件が発生し、申し訳ない」と謝罪。今後は介助犬同伴で他の受験者と同室で受験することを基本とし、他の受験者から犬アレルギーなどの申し出があった場合は、別室受験などで対応するとした。
Excite エキサイト : 社会ニュース