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誠意ある対応とは

受精卵取り違え自体、許されることではないが、いわば事故であり、一定の確率では起こりうることである。しかし、その後の対応は、誠意をもったものだったのだろうか。被害者との対話があったのだろうか。大きな疑問がある。

以下exciteから引用です。
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2009年2月20日 18時31分
共同通信
ミス判明から3カ月伝えず 病院側、受精卵の持ち主夫婦に

 香川県立中央病院(高松市)で不妊治療を受けた20代女性が受精卵を取り違えて移植された事故で、誤って受精卵を使われた相手方の夫婦に対し、病院側がミスの判明から3カ月後の今年1月まで、取り違えの事実を伝えていなかったことが20日、分かった。同病院の松本祐蔵院長らが明らかにした。受精卵は同病院で不妊治療を受けていた高松市の40代女性と夫との間にできたもの。


以下exciteから引用です。
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2009年2月21日 02時31分
毎日新聞
<受精卵取り違え>「9週でも鑑定可能」病院説明せず

 香川県立中央病院(高松市)の受精卵取り違え疑惑で、人工中絶した被害女性に対して、妊娠9週でも親子鑑定できる可能性があったことを病院側は伝えていなかった。病院は女性に「15週で検査ができるが、その時期の中絶は母体に負担が大きい」などと説明、女性は自分の子かどうか確認できないまま中絶した。専門家は「9週でも検査は可能で、検査機関も少ないながらある。倫理上、その事実を夫婦に伝えるべきだった」と指摘する。

 胎児の出生前診断に詳しい鈴森薫・名古屋市立大名誉教授によると、妊娠9~11週の胎児の親子鑑定は「絨毛(じゅうもう)検査」という方法を使えば可能だ。絨毛(胎盤の突起)から胎児の細胞を取り、DNA(遺伝子の本体)を夫婦のDNAと比べる。鑑定結果は約2週間で出る。

 しかし絨毛検査ができる施設は限られ、胎児の親子鑑定をする信頼できる検査機関も日本で1、2カ所という。「引き受ける機関はないだろう」と言う専門家もいるが、鈴森名誉教授は「今回のような場合は事情を説明すれば検査してもらえると思う。夫婦が望むなら中絶を急がず鑑定結果を待ってもよかったのではないか。検査機関を紹介すべきだった」と話す。

 女性の担当医だった川田清弥医師は「絨毛検査は日本ではほとんど行われておらず、危険な検査だ。このため説明しなかった」と話した。【高木昭午、渋江千春】

Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2009-02-21 11:57 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current