疑問を感じる
この判決には少し疑問を感じる。
問題発覚後の06年の建築基準法改正前に定められていた審査項目以外については「審査義務を負っていない」という主張はもっともだと思う。逆に、審査項目以外の項目に言及した場合を考えると、これはこれで訴訟を提起される恐れがあるわけだし、県側には承伏し難いものだろう。
姉歯事件が起きた背景には、建築確認が民間でもできるようになったことがあるわけだが、ここには、建築確認が単に決められた技術的な確認をするだけだという考え方が現れている。そうすると、やはり審査項目以外にも責任を負えというのは不合理な面もあると思う。
被害者救済に配慮しすぎた判決だろうと思う。
以下exciteから引用です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
2009年2月24日 21時54分 ( 2009年2月25日 00時30分更新 )
毎日新聞
<ホテル耐震偽装>愛知県の過失認め5700万円賠償命令
姉歯秀次・元1級建築士による耐震強度偽装事件にからみ、解体に追い込まれた愛知県半田市のビジネスホテル「センターワンホテル半田」が、建築確認審査をした県とホテル開業を指導したコンサルタント会社「総合経営研究所」(総研、東京都)、総研の内河健所長を相手取り、約5億1500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、名古屋地裁であった。戸田久裁判長は「建築主事は確認審査における職務上の注意義務を怠った」と県の過失を認定、県を含む3者に約5704万円の支払いを命じた。耐震強度不足を見抜けなかった行政の責任を問う訴訟の判決は初めてで、同種の訴訟にも影響を与えそうだ。
訴訟では、県が建築確認審査で負う注意義務の範囲が争点となった。県側は、問題発覚後の06年の建築基準法改正前に定められていた審査項目以外については「審査義務を負っていない」と主張したが、判決は「一般的に通用する技術的基準に反するような構造設計がされている場合、その真意を設計者に質問すべき」と判断した。
その上で、ホテルが各フロアの耐震壁の設計を2枚壁とすべきところを1枚壁として、耐震強度が基準の42%しかなかったことを確認審査で指摘しなかった点について「調査確認しないまま法規定に適合したと判断したのは注意義務に違反する」と認定。「耐震壁の評価は設計者に委ねられている工学的判断で、確認審査の対象ではない」とした県側の主張を退けた。また、総研や内河所長については「安全性を確保するため、設計・施工業者の監理業務を適切に指導監督すべき注意義務を負うのに、漫然と一体的に営業した」と指摘した。【式守克史】
【ことば】耐震強度偽装問題 姉歯秀次・元1級建築士が構造計算書を改ざんして強度不足の建物を完成させた問題で、05年11月に発覚した。国土交通省によると、全国でマンションやホテルなど99棟で偽装が発覚、建て直しや補強工事が必要とされた。姉歯元建築士は建築基準法違反などの罪に問われ、08年2月に懲役5年、罰金180万円の判決が確定。京都、群馬、愛知の別のホテルも建築確認を怠った行政の過失を問う訴訟を起こしている。
Excite エキサイト : 社会ニュース
問題発覚後の06年の建築基準法改正前に定められていた審査項目以外については「審査義務を負っていない」という主張はもっともだと思う。逆に、審査項目以外の項目に言及した場合を考えると、これはこれで訴訟を提起される恐れがあるわけだし、県側には承伏し難いものだろう。
姉歯事件が起きた背景には、建築確認が民間でもできるようになったことがあるわけだが、ここには、建築確認が単に決められた技術的な確認をするだけだという考え方が現れている。そうすると、やはり審査項目以外にも責任を負えというのは不合理な面もあると思う。
被害者救済に配慮しすぎた判決だろうと思う。
以下exciteから引用です。
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2009年2月24日 21時54分 ( 2009年2月25日 00時30分更新 )
毎日新聞
<ホテル耐震偽装>愛知県の過失認め5700万円賠償命令
姉歯秀次・元1級建築士による耐震強度偽装事件にからみ、解体に追い込まれた愛知県半田市のビジネスホテル「センターワンホテル半田」が、建築確認審査をした県とホテル開業を指導したコンサルタント会社「総合経営研究所」(総研、東京都)、総研の内河健所長を相手取り、約5億1500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が24日、名古屋地裁であった。戸田久裁判長は「建築主事は確認審査における職務上の注意義務を怠った」と県の過失を認定、県を含む3者に約5704万円の支払いを命じた。耐震強度不足を見抜けなかった行政の責任を問う訴訟の判決は初めてで、同種の訴訟にも影響を与えそうだ。
訴訟では、県が建築確認審査で負う注意義務の範囲が争点となった。県側は、問題発覚後の06年の建築基準法改正前に定められていた審査項目以外については「審査義務を負っていない」と主張したが、判決は「一般的に通用する技術的基準に反するような構造設計がされている場合、その真意を設計者に質問すべき」と判断した。
その上で、ホテルが各フロアの耐震壁の設計を2枚壁とすべきところを1枚壁として、耐震強度が基準の42%しかなかったことを確認審査で指摘しなかった点について「調査確認しないまま法規定に適合したと判断したのは注意義務に違反する」と認定。「耐震壁の評価は設計者に委ねられている工学的判断で、確認審査の対象ではない」とした県側の主張を退けた。また、総研や内河所長については「安全性を確保するため、設計・施工業者の監理業務を適切に指導監督すべき注意義務を負うのに、漫然と一体的に営業した」と指摘した。【式守克史】
【ことば】耐震強度偽装問題 姉歯秀次・元1級建築士が構造計算書を改ざんして強度不足の建物を完成させた問題で、05年11月に発覚した。国土交通省によると、全国でマンションやホテルなど99棟で偽装が発覚、建て直しや補強工事が必要とされた。姉歯元建築士は建築基準法違反などの罪に問われ、08年2月に懲役5年、罰金180万円の判決が確定。京都、群馬、愛知の別のホテルも建築確認を怠った行政の過失を問う訴訟を起こしている。
Excite エキサイト : 社会ニュース

