運転手の魂
2009年 03月 19日
運転手が倒れたバスがノロノロと上り坂を走っていて、それを通行人4人で路肩へ押して停車させたようだ。エンジンのかかっていないクルマを押したことがある人なら分かると思うが、ハンドルによるコントロールが効かないクルマほど御しがたいものはない。
乗客が無事だったのは、無念にも他界した運転手の魂のなせる技だったのかなあと柄にもなく思った。乗客を道連れにしてしまったら、運転手も死んでも死にきれないだろう。
以下愛媛新聞から引用です。
http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20090319/news20090319205.html
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愛媛新聞
愛媛のニュース2009年03月19日(木)
路線バス運転中に男性死亡 今治
19日午前7時40分ごろ、今治市玉川町龍岡下の国道317号で、せとうちバスの路線バスが反対車線を走行しているのを、対向してきた農業男性(70)が見つけ、通り掛かった男性4人と車体を路肩まで押し停車させた。男性運転手(45)が車内で倒れており、市内の病院で死亡が確認された。バスには通学中の小学生と中学生8人が乗っていたが、けがはなかった。
今治署によると、現場は上り坂で、バスはエンジンが掛かった状態で時速4キロ程度で走行していた。運転手には狭心症の持病があった。
バスを運行している瀬戸内運輸(同市片原町1丁目)は「昨年6月の健康診断では異常はなく、狭心症の持病があることを知らなかった」と説明。把握した場合には、就業規則で、乗務させないことになっているという。
以下exciteから引用です。
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2009年3月19日 13時08分
共同通信
路線バス、素手で止める 運転手死亡、小学生ら無事
19日午前7時40分ごろ、愛媛県今治市玉川町の国道317号で、路線バスが低速で対向車線にはみ出してくるのを対向の軽トラックの男性(70)が発見。運転手(45)は意識を失っており、男性や後続車の計3人が素手でバスを押し止めた。運転手は狭心症の発作が起きたとみられ、病院で死亡が確認された。バスは運転手のほかに小学生7人と中学生1人を乗せ、片側1車線の直線道路の上り坂を走っていた。
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