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すっきりしない

 村木課長が関与していたのなら、「偽造」する必要はなく、正規の申請を出させて「目をつぶって」正規の証明を与えれば良かっただけだ。そこは、腑に落ちない。私が彼女の立場で、犯行に関与していたのなら、そうしただろうと思う。万一の場合も、「不適切」で言い逃れできるだろう。
 また、その一方で、自分たちの関与についてシラを切り通す覚悟があるのなら、偽物を渡すという方法もあるだろう。当時はその証明を軽く考えていたことだろうし、そういう選択もあるかもしれない。しかし、あまりに幼稚だ。そこに本物の公印が押されている以上、関与を否定することは難しい。
 それに関与していたとされる議員について、マスコミ関係者はすでに誰だか知っているはずだが、彼らが注目するほどの人物ではないようだし、何となく、ストーリーがすっきりとみえてこない。
 だからこそ「闇」なのだろう。 

以下exciteから引用です。
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2009年6月15日 15時00分 ( 2009年6月15日 16時06分更新 )
毎日新聞
<郵便不正>「やってない確信」村木局長が逮捕前、疑惑否定

 「やっていないことを最も確信を持って言えるのは私」。障害者団体の偽の証明書を作成したとして逮捕された厚生労働省雇用均等・児童家庭局長、村木厚子容疑者(53)。逮捕前、毎日新聞の取材に対し、落ち着いた声ですべての疑惑をきっぱりと否定していた。学歴社会が残る中央官庁で、地方の国立大卒ながらキャリアとして厚労省の局長まで昇任。仕事に誇りを持ち、省内の信望も厚かった。本当に不正に関与したのか。大阪地検特捜部の実態解明が始まった。【玉木達也】

 04年4月から3年間、厚労省を担当し、虚偽有印公文書作成・同行使容疑を持たれている障害保健福祉部企画課長時代の村木容疑者を何度も取材した。偽の証明書を作成したとされる04年6月上旬ごろは、障害者自らが福祉サービスを選んで事業者と契約する支援費制度が事実上、財政破綻(はたん)し、介護保険との統合が議論になっている時期だった。

 企画課長だった村木容疑者は、当時の同部部長(退職)とともに、国会議員や関連官庁、障害者団体などへの説明、調整に東奔西走。その状態は障害者にサービス料の原則1割の自己負担を求める障害者自立支援法が成立(05年10月)する直前まで続いていた。

 今回の事件について、5月25日から今月11日までに計5回、村木容疑者に電話で話を聞いた。同じ容疑で再逮捕された当時の部下、同課係長の上村(かみむら)勉容疑者(39)が「偽の証明書を村木容疑者に渡した」と供述したとされる。この点について、村木容疑者は「偽の証明書を作るように指示したことは絶対ない。問題がなければ、権限がある私が承認すればいいだけ。逆に問題があれば、認めるわけがない」と明確に否定した。

 同じく再逮捕された障害者団体「凜(りん)の会」(解散)代表、倉沢邦夫容疑者(73)は「村木容疑者が目の前で日本郵政公社(当時)幹部に電話をし、『証明書を発行する』と口利きしてくれた」と供述したとされる。これも村木容疑者は「どこが担当かも知らないので、誰に電話をすればいいのか分からない。それは今も同じで全くの事実無根」と話していた。

 また、当時の部長が凜の会の証明書発行について「議員案件」として、村木容疑者に指示したとされたことも「全く思い出せない。凜の会の名前も記憶にない」。議員案件として名前が出た国会議員については「(担当の話には)一切、関係がない先生。全くつじつまが合わない話」としていた。

 逮捕前の最後の電話は11日深夜。他の容疑者の供述などで自分への不正の疑いが強まっていることに「私も正直、怖いなって感じがあります」。ただ、「周りの人はいろいろ言っても、やっていないことを最も確信を持って言えるのは(すべてを知っている)私」と語り、電話を終えた。

Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2009-06-16 07:50 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current