まだひと山ある
2009年 07月 11日
ここはかなり折り合いが難しいだろう。民主党案は逃げ口上を与える結果になる。下手をすればザル法になってしまう。しかし、与党案も、これが完璧に実施されればかなり窮屈な世の中になるかもしれない。もちろん、捜査機関に量的な限界があるわけで、実際にはそういうことはないだろうけれど、国土利用計画法違反でオウム真理教への強制捜査が始まったようなことが一般人の身に起きるかもしれない。どちらがいいとはにわかに結論を出し難いだろう。
たとえば、当分の間は法改正前の所持は罰しないが、一定の期間が経過した後は全ての所持を禁止するという方法はどうだろうか。
以下exciteから引用です。
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2009年7月11日 02時30分
毎日新聞
<児童ポルノ>「単純所持」も禁止 与党と民主が合意
18歳未満を写した性的な画像を所持することへの規制を強化する児童買春・児童ポルノ禁止法改正案について、自民・公明両党と民主党は修正協議で、焦点となっていた「単純所持」を禁じることで合意した。今後、処罰範囲などを具体的に詰め、会期末が迫る今国会での成立を目指す。
児童ポルノの所持については、与党、民主党ともに規制を強化する改正案を提出。しかし個人で見るためだけに所有する「単純所持」を禁じ、そのうち「性的好奇心を満たす目的で所持」した者を処罰する与党案に対し、民主党は「画像を気付かずに持っている人が、恣意(しい)的な捜査で摘発される恐れがある」として、処罰対象を「有償または反復して取得」した場合に限る改正案を提出していた。
9日に衆院法務委の両筆頭理事と実務者議員による2度目の修正協議が開かれ、民主党側が「有償・反復取得」を取り下げ「単純所持」を違法とすることで了承。代わりに「自己の意思に基づいた所持」であることを捜査機関が十分に立証するよう求める条文を盛り込むことで合意した。ただし、改正法施行前から所持していた画像については、処罰対象に含むとする与党側と「さかのぼるべきではない」とする民主党とになお隔たりがある。【丹野恒一】
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