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こわい事件

検事が被告の妻呼び説得強要という高知地検の事件が報道されている。

これって、こわい。

1冤罪の引金
 現場の警察官の法的素養や法的感覚も高まっていると思うが、それを法律家としての眼で見直すのが検事の仕事の一つだろう。その立場にある者がこんなことでは、おちおち悪事もはたらけない。

2被告人(民事原告)サイドの録音
 普通の人がこういうことをする時代であり、
役所、大企業、学校など、世間的には強いとされているが実は極めて弱い立場の人たち、
こういう人たちにとってはこわいことだ。よくよく言動を慎まないと酷い目に遭う。

以下引用です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<高知地検>
検事が被告の妻呼び説得強要…大阪地裁が認定
[ 10月17日 23時10分 ] 毎日新聞

 強制わいせつ罪で起訴されたが、無罪が確定した高知市の会社員、竹内真一郎さん(48)の妻八恵さん(44)が、公判中に高知地検の担当検事に呼び出され、罪を認めるよう夫の説得を迫られて精神的苦痛を受けたとして、夫婦で国に440万円の慰謝料などを求めた訴訟の判決が17日、大阪地裁であった。森宏司裁判長は「検事の面談は八恵さんに不安感や圧迫感を与えながら説得を要求し、真一郎さんにも違法に自白を求めた」と人格権の侵害を認め、計77万円の支払いを命じた。

 判決によると、真一郎さんは02年7月、卓球を指導していた女児(当時10歳)への強制わいせつ容疑で逮捕、起訴されたが、一貫して否認していた。高知地検の男性検事は1審公判中の同年11月、地検に八恵さんを呼び出し、「僕は本人が否定したままでも全く構わない。そうしたら刑務所に入るだけなんで」などと発言。八恵さんが「主人に認めるよう説得しなさいということですか」と確認すると、「認める認めないより、きちんと謝罪してほしい」などと述べた。八恵さんはひそかにテープレコーダーでこのやり取りを録音。翌日、真一郎さんに伝えた。

 真一郎さんは03年3月に高知地裁で有罪判決を受けたが、高松高裁は04年6月、被害女児や両親の証言は信用できないとして無罪を言い渡した。【中本泰代】

 ▽高知地検・小暮輝信次席検事の話 主張が認められなかったことは誠に遺憾。判決内容を詳細に検討し、適切に対応したい。

Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2006-10-18 12:59 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current