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責任が問われる事態

長岡京の児童虐待事件は、児童相談所が通告扱いしてなかったことがわかった。これは大きな問題だ。

当該児童の体重が7kgということが、標準的な体重の半分という表現で報道されている。母子手帳をお手元にお持ちなら、発育曲線を見ていただきたいが、生後6ヶ月の体重だ。
このように劣悪な発育度合が虐待そのものであり、とりあえずは一時保護するか、受診を命令するべきであった。
にもかかわらず、どうして放置していたのだろうかと疑問に思っていたら、通告扱いしていなかった、という報道だ。これは、このケースに対する認識が、当初から甘過ぎたことを如実にあらわしている。

私は、以前にも「児童相談所の活用を」と題した投稿(06.09.24)で書いたが、積極的な対応を世論は支持すると思うが、「姉を保護しながら、弟について通告扱いさえしていなかった」ということでは、申し開きの仕様もないだろう。

児童相談所の所長及び担当者が、その責任を負わなければならないケースだろう。

以下引用です。
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児相「通告」扱いせず 男児虐待、見逃す結果に
[ 10月24日 18時02分 ] 共同通信

 京都府長岡京市の佐々木拓夢ちゃん(3つ)虐待死事件で、京都府の京都児童相談所が「しかられて泣いている」といった地元民生委員の報告を、法的に安全確認の努力義務が生じる「通告」として受理していなかったことが24日分かった。
 自宅への連絡は電話だけで済ませており、虐待を見逃す結果となった。同相談所は「通常なら通告として扱い調査すべきケース。判断が甘かった」としている。
 同相談所によると、民生委員の連絡は「午後10時ごろ、外で『家に入りたくない』と泣いている」「午前6時半ごろ、自宅前に1人でいた」といった内容。
 児童虐待防止法は「虐待を受けたと思われる児童を発見した者」は通告義務があり、通告を受けた児童相談所などは児童と面会するなどして安全確認するよう努め、必要に応じて一時保護を行うと定めている。

Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2006-10-24 20:19 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current