なぜ年間平均額なのか
2006年 12月 09日
[ 12月09日 07時31分 ] 共同通信
宮崎県の官製談合事件で逮捕された前出納長江藤隆容疑者(63)が、宮崎県警捜査2課の調べに、前知事安藤忠恕容疑者(65)から「業者の受注額は年間平均で8000万円。ヤマト設計にも同じぐらい仕事をさせてくれ」と指示されたと供述していたことが9日、分かった。捜査2課は安藤容疑者が総額を示し、部下が事業を選ぶ形で官製談合が行われたとの見方を強め、容疑を否認する安藤容疑者から詳しい事情を聴いている。
江藤容疑者の供述によると、安藤容疑者から「8000万円」と金額を示されて指示を受けたのは昨年6月。すぐに出納長室に藤本坦容疑者(59)=今月8日付で土木部長から県参事に異動=を呼び「年度内にヤマトにできるだけ多く仕事を取らせてくれ」「8000万円ほど回せないか」と持ち掛けた。
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以上引用です。
宮崎県レベルで、この種の業者の受注額が年間8千万円にものぼることも驚きですが、なぜ、平均受注額が基準となっているのでしょうか。
多分、
ひとつには、平均額なら県御用達業者として胸を張れるというところでしょうか。
もうひとつは、指示を出した人物の視点が個々の受注ではなく受注金額の合計で考える人物であるということです。
この業者を宮崎の業界で一人前にしてやる
そういう考え方で、それじゃ平均レベルの県の仕事もさせてやる。
まかせておけ。
でも、魚心あれば水心だよ。
てなもんでしょうか。
それにしても、出納長や部長たちも調整にはかなり苦労したでしょうね。それぞれの業者がそれなりにつながりも持っていたでしょうしね。
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