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コイズミ・安倍と続いた体制が

結局、朝鮮総連の窮状を利用した詐欺事件だったのか。
自分の名前を水戸黄門の印籠のように作用させて、切り抜けようとしたのだろうけれど、そうは問屋が卸さなかったか。

事件が発覚した当初は、敵に塩を送る熱血漢かと思ったが、本物の弁護士バッジをつけた詐欺師だったわけで、事件の真相も何もなかったということか。

緒方逮捕はともかく、朝鮮総連を目の敵にして差し押えを進めているのは、安倍内閣の「了承」なしになかなかできるものではないだろう。
もとをただせば、コイズミ・安倍と続いた体制が緒方容疑者にビジネスチャンスをつくった。

以下exciteから引用です。
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<朝鮮総連仮装売買>緒方元長官ら3人逮捕 詐欺容疑
[ 06月28日 17時23分 ] 毎日新聞

 在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の売却を巡る事件で、東京地検特捜部は28日、元公安調査庁長官、緒方重威(しげたけ)容疑者(73)ら3人を詐欺容疑で逮捕した。特捜部は、緒方元長官らが総連側に「購入資金35億円は確実に用意できる」と虚偽の説明をし、中央本部の土地・建物を詐取したと判断した。事件は、総連を調査対象とする公安庁の元トップで、検事長経験もある大物検察OBが逮捕される異例の事態になった。

 ほかに逮捕されたのは、いずれも会社役員で、売買仲介役の満井忠男(73)、資金調達役の河江浩司(42)の両容疑者。緒方、満井両容疑者は容疑を否認し、河江容疑者は認めているという。

 取引の過程では、4月に総連から満井容疑者に4億8400万円が渡ったほか、満井容疑者から緒方元長官に1億円が提供されたことも判明した。特捜部は今後、不透明な資金の流れの解明を進める方針。

 調べでは、緒方元長官らは4月中旬~5月下旬、総連が中央本部の土地・建物の売却先を探していたことを利用して、この不動産をだまし取ろうと計画。購入代金を支払う意思も能力もないのに、総連側代理人の土屋公献(こうけん)・元日本弁護士連合会会長(84)らに「金主(出資者)が確実にいる」などと虚偽説明をした。

 さらに、総連側に「先に所有権を移転登記し、後で売買代金を払う形にしたい。金主は登記手続きができて初めて安心して金を出せると言っている」と要望。5月31日に緒方元長官が社長の「ハーベスト投資顧問」を売却先とする売買契約を締結させ、翌6月1日に所有権移転登記を申請して、中央本部の土地・建物をだまし取った疑い。

 緒方元長官はこれまでの会見などで「取引は仮装売買ではない。出資予定者が資金を必ず調達してくれるものと信じていた」と主張し、実現見込みのない売買契約だった疑いを否定していた。

 特捜部は、中央本部の売却先が緒方元長官の会社だったことが毎日新聞の報道で発覚した今月12日、緒方元長官から初めて任意で事情聴取。13日には、電磁的公正証書原本不実記録・同供用容疑で関係先の家宅捜索に乗り出し、関係者の事情聴取を続けていた。

 ◇公安畑歩み要職を歴任

 緒方重威容疑者(73)は早稲田大卒業後、60年に検事に任官。主に公安畑を歩み、最高検公安部長などを歴任した。公安調査庁では84~88年に調査第2部長と総務部長、93年7月から2年間長官を務めた。

 長官時代の94年3月、衆院予算委員会で調査対象の朝鮮総連について活動や送金の実情を説明し「北朝鮮と一体関係にあると見ている」などと述べた。95年には「オウム真理教に対する破防法適用は有効な手段」と答弁した。広島高検検事長を最後に97年に退官し、弁護士登録。05年、秋の叙勲(瑞宝重光章・検察官功労)を受けている。

 緒方元長官をよく知る公安庁OBは「緒方さんのお父さんも戦後、公安庁の設立に携わった人。緒方さんにとっては、自分の家族が作ったような役所だから切っても切れない縁」と話す。また「在職中の印象は温厚なタイプ。スポーツカーに乗り、スキーのインストラクターの資格を持つような趣味人だった」という。

 ◇「信じられない」繰り返す 土屋氏

 朝鮮総連の代理人の土屋公献(こうけん)・元日本弁護士連合会会長(84)は28日夜、東京都内の自宅で報道陣の取材に応じた。「緒方さんが私をだますとは考えていなかった。だますとすれば『金を出すと言っていた人(出資予定者)』で、緒方さんはだまされたと昨日まで思っていた」と話し、「信じられない」と繰り返した。そのうえで「立派な肩書のある方が晩節を汚してまで、そういうことをするとはまったく思っていなかった」と強調した。

 一方、この日朝鮮総連中央本部(東京都千代田区)に出入りする職員のほとんどは、報道陣の問いかけに応じなかった。ある男性職員は詐欺容疑での逮捕に「うちが被害者?」と驚いた表情で、本部内の様子については「いつもと変わりなくみんな落ち着いて仕事をしていた」と語った。広報担当者は「コメントすることはない」としている。【苅田伸宏、神澤龍二】

 ◇法務・検察幹部や公安調査庁関係者は一様に硬い表情

 検事長まで経験した元公安調査庁長官の逮捕という異例の事態に、法務・検察幹部や公安調査庁関係者は一様に、硬い表情を崩さなかった。

 「検察組織は社会の信頼がすべて。でも、緒方さんは(満井容疑者と知り合った)10年前にそれを忘れてしまったんだろう。先輩を逮捕するのは残念だが、見逃すわけにはいかない」と、ある法務省幹部。別の幹部は「強制執行を回避したいという朝鮮総連側に付け込んで、利得を得る行為は悪質だ」と批判した。

 朝鮮総連を調査対象としてきた公安調査庁は「退職した個人の行為とはいえ、元長官が詐欺罪で逮捕される事態に至ったことは遺憾」とコメント。ある職員は「イメージダウンは避けられない」。別の職員は「日朝が今ほど緊張関係になかった時代に長官を務めた人。もともと検事時代が長く調査庁には数年しかいない。現場の職員は懸命なのに」と嘆いた。



Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2007-06-29 01:29 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current