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線引きのない救済はあり得ない

それぞれに思いはあるだろうけれど、どこかで線を引かなければならない。
四面楚歌にある厚生行政としてはギリギリの選択をしているはずだろう。

医療技術は日進月歩だ。当時の水準でどうだったかという考え方を基本にするしかない。
これをはずして考えるには特別立法でもするしかないだろうし、この薬害の被害者だけ特別扱いする方が疑問ではないだろうか。
これまでに決着してきた薬害についても遡及していこうのだろうか。
薬害C型肝炎だけそこまでしなければならない特殊性はどこにあるのだろうか。
心情はわからないではないが、国民の支持はどちらにあるだろうか。
私は政府の考え方を支持する。

以下exciteから引用です。
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<薬害肝炎>原告団「首相に突き落とされた」…和解交渉決裂
[ 12月20日 11時42分 ] 毎日新聞

 「被害者の全員救済」という願いは、かなわなかった。国側が最後まで救済範囲を限定する姿勢を崩さなかったことに、薬害C型肝炎訴訟の原告たちは失望し、和解協議打ち切りを宣言した。

 20日午前、厚生労働省で会見した全国原告団代表の山口美智子さん(51)は「私たちが全面解決という最後の山を登ろうとしているのを、福田康夫首相は突き落とした。舛添要一厚労相も握っていた手を放した」と怒りで体を振るわせた。

 原告・弁護団は19日を福田首相に政治決断求める期限としていたが、最後の望みをかけて、この日朝まで朗報を待った。これまでの5年間の闘いを振り返りながら、原告らは眠れないまま朝を迎えた。しかし、待っていたのは落胆だった。

 山口さんは、原告の中に多くの若者がいることを挙げ「早く人生を取り戻してあげたかったのに……」と涙ぐんだ後、「降伏したわけではない。多くの肝炎患者に報いるためにも、私たちの思いを貫いていく」と必死に前を向いた。

 大阪訴訟原告の桑田智子さん(47)は「次の世代に薬害を残したくない。私たちで終わりにしたい。それだけの思いで、原告は命や家族、すべてを犠牲にして闘ってきた。なぜ当たり前の願いがかなわないのか、本当に悲しい」と語った。東京訴訟原告の浅倉美津子さん(57)は「フィブリノゲンを投与されたことは今でも覚えている。冷たいものが体を駆け抜けたが、その感覚をまた味わっている」と話し、東京訴訟の仲間の名前を挙げ「力が足りなかった。ごめんね」と涙声で叫んだ。

 舛添厚労相はこの朝、東京地裁が国などの法的責任を認めた期間から外れる被害者に対し、創設する基金を積み増す案を示した。全国弁護団の鈴木利広代表は「全員一律救済の理念を理解しておられないようだ。札束でほおをたたくような案で、『要は金だろう』と矮小(わいしょう)化している」と痛烈に批判した。

【北村和巳】

Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2007-12-20 17:27 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current