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日本の恥

「ウトロ」という聞きなれない言葉に惹かれてクリックした。ヘッドラインだけ読んだときは韓国国内の話だと思った。ところが、宇治市の話だった。

毎日新聞の説明文によれば「1940年からの国策事業の軍事飛行場建設に携わった朝鮮人労働者やその家族らが定住し、形成された。生活保護世帯、高齢化率はともに約2割に上るほか、上水道の普及率は約4割。 」ということだ。
こんなところが日本にあっていいのだろうか。

しかも、バブル期の地上げらしき経過で立ち退きを求めている人間が居る。
一編の記事の語りつくせない問題や経過が渦巻いているだろうけれど、「日本の恥」でしかないと思う。たとえば薬害肝炎で大騒ぎしていた人たちは、この記事を読んでどう思うのだろう。

1940年から67年間も辛苦を味わっている人たちに救いの手を差し延べないでいる。
私達はそんな人間なのだろうか。情けない。

日本国内で終戦処理ができていない。
中国残留孤児や拉致被害者に対する対応と比べてどうだろう?
ウトロの人たちに辛苦を舐めさせている加害者は誰なのか。
強制徴用ではないからということで済ませてよいのだろうか。

ウトロ地区 - Wikipedia

京都ウトロのウェブページ(~2006年)

京都ウトロ地区問題:住民たちは追い出されてしまうのか(上) | Chosun Online | 朝鮮日報

以下exciteから引用です。
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<ウトロ支援>韓国国会が予算案可決 土地買い取りへ道筋
[ 12月28日 21時18分 ] 毎日新聞

 土地所有権がないまま、戦時中から京都府宇治市・ウトロ地区に居住する在日コリアンらの土地買い取りを支援するため、韓国国会は28日、支援金30億ウォン(約3億6000万円)を盛り込んだ08年度予算案を可決した。「ウトロ問題」は、韓国政府による在日同胞への資金援助という異例の方策で全面解決の道筋がついた。

 ウトロの土地は、87年に大阪市の不動産会社が購入。土地明け渡し請求訴訟で00年に住民側の敗訴が確定し、立ち退きの危機にさらされていた。

 しかし、今年10月、住民が不動産会社から東側半分(約1万500平方メートル)を5億円で買い取る契約を締結。支援金は韓国NGO「コリア・インターナショナル・ネットワーク」(KIN)が集めた約6000万円の寄付や地区に贈られた4000万円の匿名寄付などと共に買い取り費用に充当される。【新宮達】

 ▽ウトロ地区 京都府宇治市伊勢田町の一部。面積は約2万1000平方メートル。1940年からの国策事業の軍事飛行場建設に携わった朝鮮人労働者やその家族らが定住し、形成された。生活保護世帯、高齢化率はともに約2割に上るほか、上水道の普及率は約4割。89年に約80世帯、約380人が暮らしていたが、現在は約60世帯約200人に減少。住民のほとんどは韓国籍。

以下京都新聞電子版から引用です。
http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2007122800147&genre=E1&area=K20
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3億6千万円の援助決定へ
ウトロ地区問題で韓国

 【ソウル28日共同】京都府宇治市のウトロ地区で在日韓国・朝鮮人の住民が立ち退きを迫られた問題に絡み、韓国国会の予算決算特別委員会は28日、土地買収などの支援として30億ウォン(約3億6000万円)の拠出を盛り込んだ2008年予算案を可決した。予算案は本会議に上程され、同日中に可決、成立する見通し。

 韓国外交通商省によると、韓国政府が海外同胞の生活支援の一環として不動産購入資金を援助するのは前例がない。

 ウトロ問題では、土地を所有する不動産会社が9月、地域の土地約1万500平方メートルを住民側に5億円で売却することで合意。韓国の支援組織が約5億ウォンの募金を集めたほか、日本でも住民側に4000万円の寄付が寄せられ、韓国政府の支援確定で資金のめどがほぼついた。

 韓国政府は長年、他の地域に住む同胞への支援との均衡が取れないとして、資金拠出に消極的な態度を取ってきた。(共同通信)


Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2007-12-28 22:52 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current