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そのうちに赤外線カメラで

警察も警察だが、面白がってネタにするマスコミもマスコミだ。
キー局の直接取材=ワイドショーの取材だろう。
そのうちに赤外線カメラで取材したり、ばかなことを始めて、結局、伝統ある祭りをオモチャにして、祭りを潰してしまうだろう。
もしかしたら、もうネット動画が流れているかもしれない。

もちろん、マスコミ以前に、祭りの参加者の自己顕示欲も一つの要因であるし、観光資源化しようとする浅ましい考えにも問題があるのかもしれない。

いずれにしろ、末端に至るまで関係者一人ひとりが、宗教行事若しくは地域が承継する地域だけの行事としてしっかりと自覚しなければいけないのではないだろうか。
極端な話、関係者(寺関係者や地元住民)以外はシャットアウトしてもいいのではないだろうか。

観光資源化しようとするところが、地元側の問題として挙げられるのではないだろうか。

以下exciteから引用です。
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<蘇民祭>トラブルなし 吹雪で観光客減り取材陣殺到
[ 02月14日 11時04分 ] 毎日新聞

 裸の男が麻で作られた蘇民袋(そみんぶくろ)の争奪戦を繰り広げ、疫病よけを願う岩手県奥州市の奇祭・黒石寺(こくせきじ)蘇民祭が13日夜から14日明け方にかけ行われた。「胸毛がセクハラ」とJR東日本が観光ポスター掲示を拒んだことで注目され、寺には172人の取材陣が詰めかけたが、13日昼の吹雪の影響などで一般観光客は逆に減った。

 岩手県警から「全裸は公然わいせつ」と警告されたのを受け、世話人が全裸になる場面では寺がフラッシュやテレビのライトを消すよう要望し、トラブルはなかった。

 境内には在京の民放キー局が番組別に複数のスタッフを送り込み中継車が並んだ。地元の報道陣だけだった昨年までとは一変したが、祭りは伝統に従い挙行された。

 80人が参加した争奪戦を勝ち抜いた花巻市の大工、菊池長吾さん(47)は「みなさんが注目しているだけでいつもと同じ」と冷静。ポスターのモデルになった花巻市の会社員、佐藤真治さん(37)は今年から世話人となり争奪戦には参加しなかったが、「意地と度胸の激しい男の祭りだと分かってくれたのならうれしい」と語った。【石川宏】

以下exciteから引用です。
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<岩手の蘇民祭>「全裸は公然わいせつ」今度は県警が警告
[ 02月09日 02時30分 ] 毎日新聞

 岩手県奥州市の黒石寺蘇民祭(こくせきじ・そみんさい)(13~14日)が、今度は山場の主役が全裸になるかどうかで揺れている。下帯姿の男らが奪い合う蘇民袋を小刀で切り裂く役は07年まで伝統通り全裸だったが、岩手県警水沢署が今年初めて「公然わいせつに該当し、警察として措置する」と事前警告したためだ。運営する16人の世話人の中には「仮に逮捕されても伝統は守る」と逆に意気込む人もいる。

 世話人の一人は裸で本堂の格子に登り近くに袋が来た瞬間、口に小刀をくわえて男衆の上に飛び降りる。そして四方をにらみ袋を切り裂くと、中から護符の小間木(こまぎ)がこぼれ落ち、争奪戦はクライマックスを迎える。

 元々、参加者はみな全裸だった。しかし女性観光客が増加し、露出目的の参加者も現れ、寺側は数年前から「祭事外で全裸にならない」「一般参加者は下帯を付ける」と規制してきたが、世話人の全裸は許していた。

 しかし1月、水沢署から全裸への事前警告が口頭で数回初めてあった。荒川文則副署長は「『神事だから黙認』と思われていたかもしれないが、法律に抵触する行為があればしかるべく措置するスタンスは不変。昨年までも現場で警告制止してきた」と話す。境内での宗教行為だから罪にならないとの声もあるが、荒川副署長は「観光客がおり、公然性がある」と言う。寺の女性住職、藤波洋香さん(55)は「対応に苦慮している。もう少し伝統文化への理解があっていいのでは」とこぼす。【石川宏】


以下exciteから引用です。
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<岩手の蘇民祭>けがれなき奇祭 1週間、肉や魚や卵断つ
[ 02月07日 13時52分 ] 毎日新聞

 岩手県奥州市の黒石寺(こくせきじ)蘇民祭(そみんさい)が13日夜~14日明け方に開かれる。「胸毛がセクハラ」とJR東日本がポスター掲示を拒否し、東北の奇祭は一躍注目の的になった。どんな祭りで、地元への余波は?【石川宏】

 説話に基づく祭りのいわれはこう伝えられている。

 昔、旅人が一夜の宿を求めたところ、裕福な弟は断ったが、貧乏な兄の蘇民将来(しょうらい)は喜んで引き受けた。旅人は恩義を感じて蘇民将来と子孫に疫病よけをもたらした――。中国伝承とされ、各地に伝わる。土地ごとに旅人は異なり、黒石寺では薬師如来だ。

 下帯姿の男たちが奪い合う蘇民袋には「蘇民将来子孫門戸也」と書かれた小間木(こまぎ)と呼ばれる数百の木片が入っている。小間木と袋は、蘇民将来の子孫を証明する護符なのだ。

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 黒石寺の女性住職、藤波洋香さん(55)は騒動に腹立ちを隠せない。「胸毛の何が悪いんですか。何も知らない都会の娘に『けがらわしい』だの『気持ち悪い』だの言われる筋合いはありません」

 薬師如来の加護を受けるには、身にけがれがあってはならない。男たちは1週間前から肉や魚、卵、乳製品、ニラ、ニンニクなどを断つ。肉や魚を調理した火で沸かしたお茶すら飲めず、コンビニ弁当も食べられない。

 祭りは旧暦正月7日(今年は2月13日)夜から8日朝にかけ夜通し続く。午後10時に裸参りをした男たちは、雪解け水が流れる境内の瑠璃壺(るりつぼ)川で身を清める。続いて2メートル以上に積み上げた井桁(いげた)に火を付け、男たちは火の粉を浴び、気勢を上げる。争奪戦は午前5時ごろ始まり、蘇民袋を離さなかった男が取主(とりぬし)と呼ばれる勝者となり、同7時ごろ決着がつく。

 「怖い? 気持ち悪い? ええそうでしょうよ」。ポスターのモデルで、同県花巻市の会社員、佐藤真治さん(37)はおうように受け止めている。「肉も魚も食べず水責め火責めにあい、身も心も限界に近い状態がポスターの写真。普段の穏やかな姿と違いますから」

 04年に取主になった佐藤さんは、05年から祭りを運営する世話人の見習いになった。父寛治さん(59)も75年の取主で、今は世話人。地元では知る人ぞ知る親子である。

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 セクハラ騒動で市役所の電話は鳴り続け、普段は1日50件の寺のホームページのアクセスが報道当日は1万件に達した。「PRになった」。市役所はホクホク顔だが、藤波住職は戸惑う。

 「参拝してもらう方が増えるのはいいが、祭りの本質や信仰とは全く関係ない興味本位の人が増えるだけ」

 争奪戦は当日、境内で登録すれば参加できる。ただし、1週間の精進潔斎は忘れてはならない。生半可な参加者は殺気立つ男たちにたたきのめされること必至なので、覚悟のうえでご参加を――。


Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2008-02-14 13:04 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current