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対岸の火事ではない 日本の性感染症

どのような病気が対象となっているのかわからないが、26%はすごいと思う。

以前にもこのような記事があった。
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2007年 02月 28日
若い女性の3分の1がHPV感染 米政府の調査結果
[ 02月28日 20時18分 ] 共同通信
 【ワシントン28日共同】14-24歳の米国女性の約3分の1に当たる約750万人が、性交渉を通じて広がるヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していると推計する調査結果を米政府がまとめた。28日付の米紙ワシントン・ポストが報じた。同ウイルスのうちHPV16、18型は約70%の子宮頸がんの原因とされる。従来考えられていたより割合が高く、米国で最も広がった性感染症、と調査した専門家。
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このHPVの感染率は、金沢大学の保健管理センターHPによれば、北陸地方ではすごい数字になっている。多分、受診者を対象としたもので、いわばハイリスクの人々での調査だろうけれど、日本にとっても対岸の火事ではないことだけは確かだろう。

以下金沢大学保健管理センターHPから引用です。
http://hsc.ad.kanazawa-u.ac.jp/hsc/infection/stop_std2/stop_std2-1.html
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2.ヒトパピローマウイルス(HPV)感染
 男性や女性の性器にできる疣を尖形コンジローマと云い、日本全体では減少傾向にはあります。その原因となるのがHPVでいろいろの種類(タイプ)があります(後述)。一番注意しなくてはならないのが、女性の膣の奥にある子宮頚部に感染するタイプのHPVで、感染から数年〜10数年して癌が発生するといわれています。米国では、ホモセクシャルの男性に肛門癌が増えており、HPVとHIVの混合感染が原因と言われています。
 子宮頚部のHPV感染の実態は、意外にも、産婦人科医の間でもあまり知られていません。そこで、私たちのグループが北陸地方で調査しましたところ、驚くべきことに、10代女性の57%、20代前半女性の37%もの子宮頚部からHPVが検出されました。この感染頻度はクラミジアのそれを遙かに凌ぐものです(図4)。性器に感染するHPVには40タイプ以上あり、尖形コンジローマなど良性疣を形成する低リスク型(HPV6, 11型)と、子宮頚部癌や肛門癌など悪性腫瘍を誘発する高リスク型(HPV16, 18, 31型など)があります (図5)。
(症状)
・低リスク型HPV感染: 潜伏期間は3週間〜8ヶ月、軽い掻痒感から始まり、男性では亀頭周囲や陰嚢、女性では陰唇や肛門周囲に鶏冠(とさか)のような形をした疣を形成します。
・高リスク型HPV感染: ほとんど無症状で、潜伏期間は不明。女性の場合、子宮頚部や膣に感染し、帯下増加、掻痒感、性交後の出血がみられることがあります。産婦人科での精密検査により、子宮頚部異形成(癌になる前の変化)や癌としてはじめて発見されることが多いので、注意が必要です。
(経過)
・尖形コンジローマ: 目立つので、ほとんどは病院で治療されます。
・子宮頚部感染: 感染者の約7-9割は自然治癒、約1-3割は数年以内に軽度から中等度の異形成を発生します。異形成発生者の数%は、さらに数年から10数年して子宮頚癌になると言われています。

以下exciteから引用です。
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14─19歳の米国人女性、4人に1人は性感染症と推定=CDC
[ 2008年03月13日 09時50分 ]

[ワシントン 11日 ロイター] 米疾病対策センター(CDC)は11日、同国の14─19歳のティーンエージャーの女性のうち約26%(推定320万人)が、少なくとも1種類の性感染症にかかっているとの推計を発表した。

 調査を行ったCDCのサラ・フォーハン博士は、記者団を前に「憂慮すべき結果だ」とした上で、「あまりにも多くの若い女性が、治療を受けていない性感染症により、不妊や子宮頸がんなど健康面での深刻なリスクにさらされていることを意味する」と述べた。

 CDCはまた、同調査では14─19歳の女性では一般的に多くないとされる梅毒や淋病、HIVなどの病気は対象にしていないため、それらを含めた感染率は推計より高くなる可能性があるとしている。

14─19歳の米国人女性、4人に1人は性感染症と推定=CDC | Excite エキサイト
by japan-current | 2008-03-16 22:16 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current