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身内の反旗

都営銀行について、都議会が追加出資を決定したにもかかわらず、身内から反旗をひるがえす発言が続いている。
これは、都営銀行が追加出資で再生できないことを見越したうえでの発言であろうと思う。
400億円といえば、おおむね人口10万の都市の年間予算に相当するだろう。いや、そんなものではない。いじわるに言えば、一般財源で400億円なので、この2倍から3倍、人口20万から30万の都市の年間予算に相当すると言うことも可能だ。

金融不安の引き金にならないことを祈るばかりだ。

以下exciteから引用です。
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<新銀行東京>開業初期から経営悪化 都担当幹部が情報放置
[ 03月22日 15時00分 ] 毎日新聞

 東京都による400億円の追加出資で揺れる「新銀行東京」で、開業初期から経営悪化の情報が都の担当幹部に伝えられていたにもかかわらず、事実上放置されていたことが分かった。銀行の元執行役が毎日新聞の取材に証言した。石原慎太郎知事も都も「(経営悪化の)実態は分からなかった」と口をそろえてきたが、都の体質こそ問われる実態が浮かんだ。【市川明代、佐藤賢二郎】

 新銀行東京は石原知事が発案し、04年4月に都が1000億円を出資して設立された。筆頭株主の都は毎月1回以上の株主連絡会に出席し、年2回は決算内容の報告を受けてきたが、これまで石原知事は会見などで「(銀行側からの)報告内容が実態と違っていた」と弁解を繰り返した。

 今回、証言した元執行役は05年4月の開業前から06年まで就任。開業当初から非公式に都の当時の担当幹部に経営状況を逐一伝え、「危機」を訴え続けたという。都が動いてくれることを期待したが、反応は鈍く、途中でやめてしまったという。

 この都担当幹部は毎日新聞の取材に、報告を受けたことは認めたが、「厳しいけど頑張ると言う役員の発言しか記憶になく、こういう状況に至るというニュアンスでは聞いていなかった」と答えた。

 都庁内では開業当初から「危機説」がささやかれており、元執行役は、「職員の間には下手に手を出して仕事を増やしたくないという思いがどこかにあったのではないか」と指摘する。

 一方、新銀行東京の取締役には石原知事と一橋大同窓で盟友の鳥海巖・東京国際フォーラム社長らが名を連ね、設立当初から側近の大塚俊郎副知事(当時)も深く関わっていたが、石原知事は周囲に「銀行には口を出せない状況だった」と一貫して主張している。

 別の元都幹部は、「そもそも銀行は知事の肝いりで設立したから都合の悪い情報は誰も知事の耳に入れなかったのではないか」と話し、「石原都政」の体質を問題視している。

 元執行役は「(経営状況が)おかしくなっていると気付いて修正する局面はいっぱいあったのに見過ごされてきた。都の責任は重い」と批判する。


Excite エキサイト : 政治ニュース
by japan-current | 2008-03-22 17:31 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current