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政治家は何をしているのか

通貨の番人も目処が立った。
通貨の番人に相応しい人がいなかったわけではない。たくさんいた。

なぜ、決まらなかったのか。
しっかりと決められなかった政府・与党の責任でもあり、政争の具としている野党の責任でもある。

政界人たちは、これからどうするのだろうか。
自分達の地位を賭けた戦いが近いようで、彼らの興味はそちらの方へ向くだろう。

しかし、日銀総裁と道路財源以外、今期の政界に何があったのだろう。
何もなかった。
防衛省ネタもあったか。

結局、そんなことに明けて暮れている間に、年度も変わった。
そしてまた選挙だ。

政治家は何をしているのか。

日本一のダメ業界は公務員ではなく政治家ではないか。
経済界がいくらがんばってもどうにもならない。
そして、いつだって悪事は他人のせいにする。

以下exciteから引用です。
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<日銀人事>「国際的混乱回避を優先」 欧米はひとまず評価
[ 04月07日 21時55分 ] 毎日新聞

 【ロンドン藤好陽太郎】日銀総裁への白川方明副総裁の昇格が固まったことについて、欧米では「日本は国際的な混乱回避を優先した」(欧州のエコノミスト)として、ひとまず評価する声が強い。

 市場では、米国の低所得者向け高金利住宅ローン(サブプライムローン)問題で混乱が続く中、11日にワシントンで開かれる7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に総裁代行が出るようでは「日本の信認と国際的な市場の安定を損ないかねない」(英紙フィナンシャル・タイムズ)との見方が強かった。

 企画担当理事を務めた白川氏は、欧米の中央銀行関係者に知り合いが多く「国際金融のプロ筋にとっては安心感がある」(欧州中央銀行関係者)という。

 日本は「金融政策を大きく変更する余地はない」との見方が一般的。ただ、サブプライム問題が深刻化する中、「日銀の景気見通しは楽観的過ぎる。白川氏は現実的な方向に修正すべきだ」(英誌エコノミストの調査部門、EIU社のロバート・ウォード・シニアエコノミスト)といった声も強まっている。

 特に、米景気が更に悪化した場合、「短期的には利下げをして日本の景気を下支えするとともに、円安誘導による輸出増を図るべきだ」(米系銀行)といった注文も聞かれる。

 一方で、中長期的には福井俊彦前総裁が果たせなかった金利正常化という大きな課題がある。「政治の圧力を計算に入れながら、いかに金利を正常化していくか。市場を味方にしていく対話能力が問われる」(ウォード氏)と言えそうだ。

 ◇金利当面据え置き

 田谷禎三立教大特任教授(元日銀審議委員)の話 白川氏は、長期的には低金利政策からの脱却を目指す「金利正常化」が基本的姿勢で、福井俊彦前総裁と変わらない。懸念材料は、米経済が急速に悪化するとの見通しが強まっていることだ。

 日本の輸出が減退すれば、生産→雇用→所得と減退が波及し、消費も落ちてくる。悪化の兆候が明確に出ていないので、利下げ論が現実的に台頭してくる可能性は低いが、金利正常化にかじを切ることはしばらく難しくなる。前総裁時代から金融政策に大きな変化はなく、当面は金利据え置きが続くだろう。

 海外の中央銀行関係者と話をすると、総裁不在を心配していない人はいなかった。日銀がこれからどうなるのか世界中が注視している。体制はなるべく早く正常化してほしい。

 ◇速やかに実績を

 熊野英生第一生命経済研究所主席エコノミストの話 白川氏は人物的に日銀総裁にふさわしいが、白川氏の総裁昇格案は、自民・民主両党の顔を立てつつ、11日の先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)に日銀総裁が欠席する事態を避けたい――という政治的な妥協の産物とも言える。不幸な状態での日銀総裁の決定だ。

 「白川総裁」は、この不幸な経緯を引きずる可能性がある。財界を含めて人脈の広かった福井前総裁や、対政治交渉で手腕を発揮した武藤前副総裁と比べると、白川体制はパワーダウンは否めない。

 この状況を引きずらないためにも、白川氏は総裁就任後、速やかに金融政策で何をやるのか、というメッセージを打ち出し、実績を上げることが必要だ。


Excite エキサイト : 経済ニュース
by japan-current | 2008-04-08 00:06 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current