HIV検査の普及と啓発
2008年 11月 20日
ただ、交際相手の元カノや元カレのことまで知っていますか的な啓発CFがあったが、あれの意味はわかるが、ピュアな年少層はああいう言葉を聞いた瞬間に耳を閉ざし、目を背けるようになるのではないかなあという懸念も持つ。今はどんなCFがあるのだろうか。
また、性風俗関係者への啓発も必要だろう。どうせ許可制なんだし、従業員に定期健診を義務づけてはどうだろうか。もちろん、エイズの場合潜伏期間も陽性反応が出るまでの期間も長いので、見送り三振もあるわけだが、日本の現状を考えると、性風俗業者の自主検査に任せるのではなく検査の義務付けが望まれるのではないだろうか。
実は、人間ドックなどの項目にも無料で入れてくれてもいいなあと思う。人間ドックを受ける人の感染率が低いことは想像がつくし、効率はよくないかもしれないが、HIV検査が特別のものではなく当たり前のものにするためには良いと思う。啓発の意味合いも含めて考えて欲しいものだ。
以下exciteから引用です。
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2008年11月19日 20時48分
毎日新聞
<HIV>感染者1万人突破 日本だけ増加
厚生労働省のエイズ動向委員会は19日、国内のHIV(エイズウイルス)感染者が累計で1万人を超えたと発表した。新規感染のペースは右肩上がりに増えており、厚労省は「先進諸国が横ばいの中で日本だけ感染率が上がっており、啓発が遅れている」と警戒を強めている。
厚労省によると、7~9月に報告があった新規感染者は294人で、四半期ベースでは過去最多。血液製剤で感染した薬害被害者を除く感染者は累計で1万247人(男性8305人、女性1942人)に達した。85年の最初の感染報告から5000人突破までは17年かかったが、ここ数年でペースが急激に上がり、03年1月以降の5年9カ月で5107人の感染者が見つかった。
感染ルートの大半は性的接触で、特に若年男性の同性間の性的接触による感染が増えている。感染者の居住地は東京が約3分の1で突出している。エイズを発症した患者の累計は4790人、薬害以外の死亡者累計は864人。【清水健二】
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