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逆の実験は?

食べ物が体内時計に作用するとは驚きだ。
ただ、もともとは食べ物が偏ると血栓になり易くなるという研究だったおではないのだろうか。炭水化物を極端に減らせると血栓になり易くなるということは注意しておかなければならない。
また、このことを知っていれば自分でジェットラグを調整する際に生かすことができるだろう。
ところで、逆に極端に増やすとどうなるのだろうか。きっと誰か実験するのだろうな。

以下exciteから引用です。
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2009年7月24日 20時47分
毎日新聞
<体内時計>炭水化物減らすと4~8時間進む

 マウスに、炭水化物を極端に減らし脂肪分を増やした餌を食べさせると、体内時計が4~8時間程度進むことを産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の大石勝隆・生物時計研究グループ長らが見つけた。将来は、食事の工夫で時差ぼけを改善したり、眠りの時刻がずれて夜更かし・朝寝坊になる睡眠障害などの治療につながる可能性があるという。

 米科学誌「動脈硬化、血栓症、血管生物学」電子版に24日、論文が掲載された。

 炭水化物を極端に減らした食事をとると、エネルギーを脂肪から作り出すため、体内の脂肪分解が進むことが知られている。

 以前から脂肪分解と体内時計の関係を調べてきた研究チームは今回、「炭水化物0.73%、脂肪94.8%」という特殊な餌(ケトン体食)を作り、マウスにこの餌だけを14日間、食べさせた。その後、体内時計遺伝子の一つで、24時間弱の周期で働きが変わる遺伝子「ピリオド2」の働きを調べた。

 すると、働きが最も強まる時刻が、通常の餌を食べたマウスより4~8時間早まり、変化の周期も15~20分短くなった。一方で、血液中で血栓を溶かしにくくする成分「PAI―1」の濃度が、通常の3~4倍になっていた。

 大石グループ長は「今後、体内時計を調節するメニューが開発できるかもしれない。しかし、心筋梗塞(こうそく)などを起こしやすくなる可能性もあり、注意が必要だ」と話している。【高木昭午】

Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2009-07-25 09:18 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current