政治的解決
2006年 10月 26日
そんな彼には、受験に直面する高校生たちの心情はわからないかもしれないが、今の子供たちの弱さを考えると、履修不足シンドロームが拡大、深刻化するにつれ、自殺者の出現さえも懸念される。
彼の母校である新宿高校ではどうだったかはしらないが、彼よりも11歳若い私の時代には、大なり小なり首都圏の公立高校でもあった話だ。何十年にもわたって、積み重ねられてきた手法だ。
いわゆる進学高ばかりではなく商業高校でも該当事例があったようだ。地域でトップといわれる進学高よりも、そうでない高校の方が勇み足が出易いかもしれないし、いずれの学校でも大なり小なりあることだと思う。私は、高岡南高校の記事を目にしたとき、名目上さえ履修していない学校があったのかと思ったほどだ。
昨今の子供の弱さを考えると、この問題は早急に政治的な解決が図られるべきだ。どこかで、来年以降に問題としてシフトしなければ、正直者がバカを見るだけの結末になる。高校生か高校教師か、いずれかに自殺者だってでるかもしれない。
教育問題の域にとどまる問題ではない。
以下引用です。
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<履修不足>
文科省と教委の監督責任指摘 塩崎官房長官
[ 10月26日 12時14分 ] 毎日新聞
塩崎恭久官房長官は26日午前の記者会見で、高校の履修単位不足問題で一部の学校が履修を装った虚偽の報告を教育委員会にしていたことについて「残念で遺憾。虚偽の報告を許していたという状態で、監督がきちっとできていなかった」と述べ、文部科学省と教育委員会の責任を指摘した。塩崎氏はまた、教育再生会議でこの問題を議論することを明らかにした。【西田進一郎】
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