人気ブログランキング | 話題のタグを見る

都独自の心身障害者扶養年金制度

東京都の心身障害者扶養年金鮮度の廃止が決まった。
美濃部都政に始まった制度だが、算術的に破綻したそうだ。
給付水準は低いが、国の制度があるので、大きな混乱はないだろう。
しかし、東京都でさえ継続が難しい制度を国が継続していくことができるのだろうか。
国も見直しに入るそうだ。

以下引用です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<東京都>独自の心身障害者扶養年金を廃止へ
[ 10月27日 22時27分 ] 毎日新聞

 東京都は27日、障害者の生活を支える都独自の心身障害者扶養年金制度について、「現状のまま制度を続けるのは困難」として廃止する方針を決めた。石原慎太郎知事の諮問機関が同日、最終答申したのを受けた措置。制度を支える基金が2011年度で底を突き、以降は年間40億円超の公費を投入せざるを得ないのが廃止の理由。都はこれまで掛け金を支払ってきた年金加入者に対し、廃止後も補償として一定の給付は続けることにしており、総額1500億円の公費を投入する。

 同制度は知的・身体・精神障害者の保護者が死亡した場合に障害者の生活を支える任意保険。69年、当時の美濃部亮吉知事の革新都政下で導入された。国も直後に同様の制度を設けたが、独自の制度は都だけで、現在約3万人が加入している。基本契約で比較しても国が月2万円の給付なのに対し、都は3万円と手厚い。

 都在宅福祉課によると、扶養年金制度は国の長期低金利政策による利子収入の低迷などで、92年度から赤字が続いていた。04年度決算は掛け金など収入が13億円だったのに対し、給付金の支出は38億円に上っていた。

 都は将来的には国の制度に入ることで、加入者の理解を得たい考えだ。しかし、国の制度も破たん状態で国や道府県が96年から財政支援を続けている。しかしその支援も20年間で計1200億円の限定的な措置。国は早ければ来年度中に制度を見直すが、公費投入を続けるかどうかは不透明となっている。【夫彰子】


Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2006-10-28 10:42 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current