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まだまだ頑張れ

野中広務元官房長官は自らの被差別体験に触れ「行政による特別扱いが差別を再生産した」と従来の同和行政を批判したそうだ。

彼を題材とした「野中広務 差別と権力」(魚住昭・講談社)でも、「同和控除」の問題が取り上げあられている。

この本のなかでは野中が麻生太郎の差別発言を正す場面が描かれており、政界の上層においてもなお差別があり、野中自身が辛い思いをしていることがわかる一方で、「同和控除」の廃止などに野中が努めたことが描かれている。

「行政による特別扱いが差別を再生産した」と従来の同和行政を批判することは、被差別者の側からでなければなかなか言えないことだろう。

私は、以前、野中が豪腕な裏技師のような印象をもっていたのであまり好きではなかったが、筑紫のニュース23で、日本の軍国主義化を懸念する発言をしていたのをみて以来、結構好きな政治家であった。議員を辞めても、まだまだ頑張って欲しい。

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以下引用です。
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「特別扱いが差別再生産」 野中氏が同和行政批判
[ 12月13日 21時20分 ] 共同通信

 大阪市や奈良市で相次いだ同和行政をめぐる不祥事を受け、部落差別問題をあらためて見直すシンポジウムが13日、大阪市内で開かれ、パネリストの野中広務元官房長官は自らの被差別体験に触れ「行政による特別扱いが差別を再生産した」と従来の同和行政を批判した。
 野中氏は、京都市による被差別部落出身者の優先採用や、同和団体を通じた税務申告を国税当局がそのまま受け付けた優遇策を批判。「法や税金の特権がなくなった今、立ち上がらなければ本当の部落解放はできない」と指摘した。
 部落解放同盟大阪府連の元幹部で部落解放・人権研究所の大賀正行名誉理事は「公務員になった被差別部落出身者の教育を解放同盟でやっていたが、うやむやになった。解放同盟も反省すべきところはある」と述べた。


Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2006-12-14 04:25 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current