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タチが悪い

不二家の規模であれば、当然I、SO認証を受けているわけだが、報道されているところからすれば、ISO以前の問題だ。

ISOの認証も、認証機関からすればISOを受けようとする会社はお客様であり、杓子定規なことばかり言っていらないというのが現実だろう。不正経理における監査法人と顧客会社の関係と同じ構図だ。国税局の税務調査のようなわけにはいかないが、それにしても認証時の調査があまりにザルだったのではないだろうか。

報道が過熱しているのかもしれないけれど、雪印以上に性質がわるいかもしれない。

洋菓子以外にも影響が及ぶことは必至だろう。


以下引用です。
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<不二家>
数年前も期限切れ卵…従業員証言 常態化の疑い
[ 01月14日 03時01分 ] 毎日新聞

 大手菓子メーカー、不二家の埼玉工場(埼玉県新座市)で製造されたシュークリームに消費期限切れの牛乳が使われていた問題で、2~3年前にも同工場が消費期限の切れた卵を使ったシュークリームを出荷していたことが分かった。昨年9月に設置した社内の構造改革チーム「2010推進プロジェクト」の調査に対し、パート従業員の1人が証言していた。数年前の管理不備が明らかになったことで、消費期限の切れた食材使用が常態化していた疑いが強まった。【斉藤信宏、渡辺暖】

 同社によると、この従業員は消費期限を1日過ぎた卵をシュークリームに使用していたことを認めたという。ただ、使用した食材の記録などが残っていないため、出荷数量や出荷先、詳しい時期までは調べられないという。

 不二家は15日に記者会見を開き、社内調査の途中経過を公表する方針だ。

 埼玉工場ではこれまで、昨年10~11月に8回にわたって消費期限の切れた牛乳を使ってシュークリームを製造し、計1万6000個を出荷していたことが判明。昨年6月には社内基準の100倍、食品衛生法の規定の10倍の細菌が検出された洋菓子「シューロール」を出荷していたことも明らかになっている。また、アップルパイでも昨年10~11月、消費期限を最大4日間過ぎたリンゴ加工品を使用して約500個を出荷。消費期限を社内基準より1日長く表示したプリンも数十個出荷していた。

 これまで判明した管理不備の事例は、いずれも昨年の出荷分だったが、新たに明らかになった消費期限切れの卵使用は数年前で、少なくとも数年間はずさんな管理が行われていた疑いが濃くなった。

 同社幹部は11日の記者会見で「継続的に常態化していたと受け止めている」と話していた。

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不二家のISOを臨時審査 認証機関に経産省が要請
[ 01月13日 18時34分 ] 共同通信

 消費期限切れの牛乳を使ったシュークリームを出荷するなどしていた大手菓子メーカー、不二家が受けている品質、環境管理の国際規格「ISO」について、経済産業省が認証を担当した関連団体に臨時審査するよう要請していることが、13日明らかになった。審査結果で認証が取り消されると、同社の信用はさらに失墜することになる。



Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2007-01-14 11:47 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current