特別公務員暴行陵虐致傷と窃盗のバランス
2007年 03月 22日
山口では、取調室で被疑者に全治2ヶ月の怪我を負わせた警官が、逮捕なしの書類送検(特別公務員暴行陵虐致傷容疑)で、減給10/100の処分を受けている。
私の感覚では、バランスを欠いているように思う。
2ヶ月の怪我と3千円のUSBメモリーとどちらが重いのだろうか?
以下exciteから引用です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<捜査メモリー紛失>
49歳の同僚警官が盗む…逮捕 山梨
[ 03月21日 21時40分 ] 毎日新聞
山梨県警の巡査長(26)が捜査資料の記録された外部記憶媒体のUSBメモリーを紛失したとされた事件で、同県警は21日、同じ上野原署地域課巡査長の田中光司容疑者(49)=同県上野原市上野原=がメモリーを盗んだとして窃盗容疑で逮捕した。田中容疑者は「組織に迷惑を掛けて申しわけない」と容疑を認めている。メモリーは地元新聞社に匿名で郵送されており、県警は田中容疑者が送ったとみて動機などを調べている。
調べでは、田中容疑者は昨年12月28日夜の勤務中、同署地域課で署のパソコンに接続されていたメモリー(3000円相当)を盗んだ疑い。メモリーは紛失した巡査長の私物で、そのまま帰宅していた。県警は田中容疑者も使っていた署の共用パソコンに残された記録などから、同容疑者が最後にメモリーを使っていたことが分かり、事情を聴いていた。田中容疑者は昨年3月から同署に勤務し、巡査長とは何度か一緒にパトロールした程度の仲で、今のところ2人の間にトラブルは見つかっていないという。
メモリーには同署管内の事件の被害者や容疑者の氏名、住所などが記載された供述調書などのファイル約1300件が含まれていた。紛失した巡査長は昨年12月末、なくなっていることに気付いた後も上司に報告していなかった。
山梨日日新聞社(甲府市)には封筒に入れられて3月1日に郵送され、「警察の文章のようだったので送ります。調べてください」と警察とは無関係の人間を装った趣旨の文書が同封されていた。【沢田勇、小林悠太】
以下exciteから引用です。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
<警官暴行>
取り調べ中に容疑者ひざげり 警部補処分 山口
[ 03月20日 21時32分 ] 毎日新聞
山口県警監察官室は20日、取り調べ中の容疑者にひざげりし重傷を負わせたとして、県警小郡署刑事課の警部補(56)を特別公務員暴行陵虐致傷容疑で山口地検に書類送検したと発表した。県警は同日付で警部補を減給100分の10(3カ月)の懲戒処分にした。
監察官室によると、警部補は昨年10月15日午後3時ごろ、50代の男の容疑者の取り調べを担当した際、あいまいな供述をしたと立腹。胸をひざげりするなどし、肋骨(ろっこつ)を折るなど2カ月のけがをさせた疑い。
男が1月中旬、小郡署に申告し発覚した。警部補は調べに「感情的になった。被害者、警察に大変申し訳ないことをした」と話しているという。【島田信幸】
Excite エキサイト : 社会ニュース