この人と運命共同体になる覚悟で
2007年 12月 16日
「実は梅毒とHIVがものすごく関連していて、梅毒患者から高い確率でHIVが発見されるんですよ。性器ヘルペスと尖圭コンジローマも同じようなことがいえます。これらのSTDは、皮膚を深くえぐるように疾患するので、患部が呼び水となって、他のSTDにも感染しやすくなるんです。欧米では性器ヘルペスが出ると、HIVも疑って検査するほどです」
年末年始の浮ついたこの時期に、浮ついた情事もあるかもしれませんが、その時は「この人と運命共同体になる覚悟で」(澤村先生)臨んでくださいな!
そんなに言われても、まじめなカソリック信者でもあるまいし、ましてや風俗店では尚更のことだ。
腹上死はある意味では男子の本懐かもしれないが、STDで辛い人生を送るのはまっぴら御免だ。
以下exciteから引用です。
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【コラム】 オフラインではなかなか調べづらいオトコの性病ガイド
[ 12月16日 14時32分 ] R25
日々ネットウイルスにさらされる我がパソコン。そういや昔エロ動画をダウンロードしたついでに感染したっけなあ、というのも今では良い思い出。最近はウイルスソフト各社の対応も早いので、しっかり対策しておけば、めったなことじゃ感染しません。
それより怖いのは、リアルウイルス。先日、ネットで知り合った女の子と意気投合して一晩を共にしちゃったんですけど、その後どうもアソコが痛がゆい(あくまでフィクションです…)。
「性器クラミジアですね」と診断いただいたのは、新宿さくらクリニックの澤村正之院長。
ええー、これはやばくないんですか?
「性器クラミジアは、淋菌感染症と並んで最もポピュラーなSTD(性感染症)です。どちらも皮膚のほんの浅い部分で炎症を起こすので、早めに気がついてちゃんとお薬を飲めば心配ありませんよ」
というわけでお薬を飲むこと2週間、無事に完治いたしました。良かった! ところで先生。昨今のSTDの傾向と言いますか、ぼくらが気をつけておきたいSTDって他に何がありますか?
「最近増えているのが性器ヘルペスと尖圭(せんけい)コンジローマですね。全国統計では横ばいですが、当院でも2005年と2006年のあいだにそれぞれ1.5倍と、東京ではすごい勢いで増加しています。さらに注目すべきが梅毒。一時期ほとんどなくなったと思われていた梅毒が、復活しているんです」
梅毒なんていうと、教科書で出てきた遠い話だと思われていましたが、これって危ないんでしょうか?
「実は梅毒とHIVがものすごく関連していて、梅毒患者から高い確率でHIVが発見されるんですよ。性器ヘルペスと尖圭コンジローマも同じようなことがいえます。これらのSTDは、皮膚を深くえぐるように疾患するので、患部が呼び水となって、他のSTDにも感染しやすくなるんです。欧米では性器ヘルペスが出ると、HIVも疑って検査するほどです」
な、なるほど。
「さらにSTDの特徴として症状じたい出にくかったり、自覚症状があったとしてもすぐに消えたりするので、ほったらかしにして誰かに移してしまったり、より深刻な症状に陥ったりするのが怖いですね。比較的症状が軽い性器クラミジアですら、尿道の痛がゆさを放置しておくと早期に違和感が消え、男性の場合は前立腺炎や副睾丸炎へと被害が拡大していくことがあります」
今回はクラミジア検査しかしてないので、他のSTD検査もやった方がいい気がしてきました。
「それと、感染がわかったら愛情と勇気をもってパートナーにも病院に行ってもらうことですね。コンドームでセックスしていても、生のオーラルセックスなどで咽頭感染する場合もあります。また、男性器と比べて、女性器は複雑でSTDが検出しづらいので、性行為があるにもかかわらず検査で陰性と出ても安心しない方がいいでしょう」
先生いわく、STDは通常の性生活を送っているだけで、一定の確率(クラミジアの場合は20代で10~13%)で感染してしまう環境感染症だとか。奔放なお付き合いをしているとその確率が不要に上がるわけです。
年末年始の浮ついたこの時期に、浮ついた情事もあるかもしれませんが、その時は「この人と運命共同体になる覚悟で」(澤村先生)臨んでくださいな!
(R25編集部)
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※コラムの内容は、フリーマガジンR25から一部抜粋したものです
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