わが国の100年後200年後
2008年 04月 06日
高名な監査法人が示したGDP予想はどこまでの範囲を想定しどのような前提で算定したのか。それによって数字はかなり違ってくるだろう。温暖化対策のあり方、世界的な人口増加について抑制が働くかどうか、一体、どう設定したのか、そこに興味が向く。
いずれにしても、日本は人口も減少し、衰退の方向にあることは間違いないだろう。そんななかで、欧州の国々のように豊かな生活と文化を保持していけるのか。それにはどうすればいいのか。国の明確な課題として取り組むべきではないだろうか。
30年以上前に、高齢化社会の到来が現実となったとき、高齢化社会対策ばかりして根本にある少子化対策を放置してしまった。このようなことにないように、国の100年後200年後の姿を考えたビジョンやプランが語られてもよいのではないだろうか。
以下exciteから引用です。
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<GDP>ブラジル、50年までに日本を抜く…監査法人予想
[ 04月05日 22時05分 ] 毎日新聞
【ロンドン藤好陽太郎】2050年までに日本経済はブラジルに抜かれる――。監査法人の英米プライスウォーターハウスクーパース(PwC)が公表した50年の世界の実質国内総生産(GDP)予想で、新興国の躍進と日本の後退が鮮明となった。「途上国は急成長し、先進国も輸出増で潤う」とするが、世界の急激な構造変化は不安定要因との見方が強い。
PwCは経済成長率が高い中国、インド、ブラジル、ロシア、メキシコ、インドネシア、トルコの7カ国(E7)を中心に分析。E7諸国全体のGDPは07年、米国の約6割に過ぎないが、50年には米国の3倍超に達する。筆頭の中国は25年ごろに米国を追い抜き、50年には米国の1.3倍となる。
日本は現在、米国GDPの32%を占め、世界2位。しかし、50年には世界最大の中国に次いで、インドが米国の約9割に迫り、ブラジルが同26%となる。日本は同19%で5位にとどまる。ロシア、メキシコ、インドネシアもそれぞれ17%と日本逆転が視野に入る。E7諸国には膨大な中産階級が形成される一方で、中国がハイテク国家に脱皮する見通しだ。
GDPの伸び率では、E7諸国が年6.4%増のハイペースとなる一方で、日米など主要7カ国は同2%増にとどまる。伸び率が最も高いのはベトナムで、年約10%と予想している。
Excite エキサイト : 経済ニュース