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そのとき福田首相は?

 素人の素朴な疑問として、2050年のこと即ち42年先のことももちろん大事だが、そのときは福田さんは生きていなし、私も米寿だ。
 もちろん、これからアクションプランを詰めていくのだろうけれど、42年後には世界の情勢も大きく変わっているだろうし、せめて20年くらい未来、目に見える話にして欲しいと思う。地球温暖化はすでに現実のものとなっている。
 遠い未来の話ももちろん結構だが、サミット議長国らしい現実的なイニシャチブを発揮して頂きたいと思う。

以下exciteから引用です。
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<福田ビジョン>温室効果ガス60~80%削減検討
[ 05月11日 20時31分 ] 毎日新聞

 政府は11日、温室効果ガスの排出量削減に向けた日本独自の数値目標について「2050年までに現状比で60~80%削減」とする方向で検討に入った。6月に発表予定の地球温暖化対策に関する「福田ビジョン」に盛り込む考え。温暖化が主要議題となる7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)を前に、議長国として高い削減目標を掲げ議論をリードする狙いがある。

 削減目標をめぐっては、安倍晋三前首相が昨年「2050年までに世界全体の温室効果ガス排出量を現状比で半減」とした「美しい星50」を発表したが、日本自身の削減目標が示されていないとの批判も出ていた。政府高官は11日「世界全体で半減となれば、日本はそれ以上の努力をするという気持ちはある」と述べ、日本として半減以上の高い目標を掲げる必要性に言及した。

 政府は、欧州連合(EU)が2050年までに「先進国全体で90年比60~80%削減」と提唱していることや、国立環境研究所が「2050年に70%の二酸化炭素排出削減が可能」との報告書を公表していることを念頭に、最終的な削減目標を詰める考えだ。

 ただ、数値目標策定には国内経済界の反発が強く、調整は難航も予想される。また、欧州諸国は排出量削減の基準年を「現状比」より厳しい「90年比」としており、日本の数値目標が「不十分」との評価を受ける可能性もある。【坂口裕彦】


以下exciteから引用です。
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<福田ビジョン>CO2削減の数値目標入れ、6月に発表
  [ 05月10日 20時50分 ] 毎日新聞

 政府は10日、地球温暖化対策に関する「福田ビジョン」を6月中旬までに発表する方針を固めた。政府が掲げる「2050年までに世界の温室効果ガス半減」達成に向け、日本の削減目標を具体的に盛り込む。政府はこれまで、国際交渉の観点から「先に削減目標を決めるのは得策ではない」との姿勢を取っていた。7月の主要国首脳会議(北海道洞爺湖サミット)前に数値目標を示すことで、京都議定書に続く13年以降の新たな枠組み作り交渉の主導権を握る狙いがある。

 町村信孝官房長官が10日、札幌市内での講演で「日本は50年にどうするのかという答えをまだ出していない。できれば6月上、中旬に、首相に削減目標を発表してもらうよう、準備している」と明らかにした。

 福田康夫首相は1月の世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、産業・分野別に削減可能量を算定し、国ごとに積み上げる「セクター別アプローチ」を提案。今月7日に日中両政府が署名した「気候変動に関する共同声明」では、中国側がこの方法を「重要な手段」と評価した。政府は、現在は削減義務がない中国、インドや、議定書から離脱した米国を新たな枠組みに参加させるためにも、提案の具体化を急ぐべきだと判断した。

 6月7、8日には地球環境問題をテーマとするG8エネルギー相会合が青森市で開かれるほか、同月2日から13日にかけては、「ポスト京都」を議論するバリ・ロードマップ第2回特別作業部会がドイツで開催される。こうした日程に合わせて数値目標を公表すれば、「消極的」とみられがちだった日本の姿勢の変化を国際社会にアピールできるとの計算もあるようだ。【坂口裕彦】

 ▽鮎川ゆりか・G8サミットNGOフォーラム副代表の話 サミット前に削減目標を出すのは前進だ。日本自身が何をするかが今まで一度も示されず、このため日本がどんな提案をしようとも各国は警戒心を抱き続けた。「このままではサミットは失敗する」との懸念が背景にあるはずだ。ただしその目標数値が問題で、全世界で50年半減なら先進国は70~80%減が必要になる。これを大幅に下回るなら世界の理解は得られない。同時に中期目標を示すことも不可欠だ。



Excite エキサイト : 政治ニュース
by japan-current | 2008-05-11 22:45 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current