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せめて公の助成があれば

 こういう活動を公でできないものか。公では柔軟な対応が難しいなら、せめて助成できなものか。
 たしかにリカバリーのチャンスがない。日本の社会は、がんばれば上へ行ける社会だった。それは選別を勝ち抜いていくということであり、同時に脱落していくということだった。ところが、必ずしもがんばっても上へいけなくなり、がんばる機会すら与えられなくなり、脱落から這い上がることもできなくなっている。これではいけないと思う。

以下exciteから引用です。
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2008年9月13日 15時00分
毎日新聞
<ネットカフェ難民>無料で勉強教えます 東京で塾スタート

 「ネットカフェ難民」など中卒や高校中退の学歴で経済的に困窮している人に無料で勉強を教えるプロジェクトがスタートした。東京都渋谷区千駄ケ谷のJR代々木駅近くに誕生した「蛍雪義塾」。高卒資格と同等の「高校卒業程度認定試験」(旧・大学入学資格検定)の合格まで指導を続けるといい、代表の塾経営、行方(なめかた)正太郎さん(48)は「今の日本はやり直しの場が圧倒的に欠けている。高卒資格を取れば選択肢が広がる」と、受講生を募集している。

 行方さんは埼玉県出身で、貧しい父子家庭に育った。中学、高校と不登校の期間が長く、勉強は苦手。「このままでは働く自信が持てない」と大学進学を決意し、教師から「どうせ無理」と言われたが、一浪して宇都宮大教育学部に合格した。「勉強したおかげで普通に生活できるようになった」と振り返る。

 養護学校教員を経て、不登校の児童・生徒を対象にした塾を開き、2年ほど前から、児童養護施設出身者や、家庭にいられず自立援助ホームに住む若者にも勉強を教えるようになった。中卒や高校中退では単純労働など不安定な職種にしか就けないケースが多いと知り、無料塾設立に踏み切った。

 行方さんと教え子の大学生ら3人で指導する。通信制の私立代々木高校の協力で教室を無償で借りられることになり、同校の協力企業で働きながら奨学金を学費に充てる同校卒業コースも設けた。

 8月中旬にスタートし、現在生徒は男女3人。女性2人は30代の母子家庭の母親で、看護助手と准看護師。ともに看護師を目指している。男性は自立援助ホームに住む定時制高校生で、足りない単位を高卒認定試験で補うのが目的という。

 授業は毎週日曜で、英語、数学1、世界史Aなど受検に必要な8科目を指導する。1、2年間で合格できるように効率の良い受験ノウハウも教える。

 受講資格は働いているか、すぐにも働く意思があり、現在経済的に困難な状況下にある15歳~45歳までの男女。46歳以上でも相談に応じる。ネットカフェ難民のほか、自立援助ホームの若者や片親家庭の親子なども想定している。問い合わせは行方さんの電話(070・6664・6023)かメール(music―works@pdx.ne.jp)へ。【真野森作】

Excite エキサイト : 社会ニュース
by japan-current | 2008-09-13 17:14 | ニュース

胸を張って「BMIは22です」と言えるまでの徒然草。「japan current」とは「黒潮(日本海流)」のことですが、「日本の今」という意味合いをあわせて用いています。


by Japan-current